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  • サイトポリシーというほどのものでもないですが。
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縄文心象ブログ

探求者は荒野を目指す
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在野(ざいや)って何
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    「在野の考古学者」

    という言葉は荒野に立つ野武士のようでちょっとカッコいい響きだと思いませんか。
     「在野」とは「組織に属さない一民間の...」という意味です。「在野の研究者」とは、民間であり自前で研究をする人を指します。



    「在野」は自前

     何が自前かというと、生活に必要なお金、交通費、燃料費、通信費、文献や書籍購入費、その他諸経費、研究の時間、研究発表の場の確保、発表や公表にかかるお金、何から何までも自前です。



    「在野」の特権

     組織や上司の規制を受けず、同業者のしがらみに縛られずに自由に意見が言える。自由に発表ができる。在野にはプロもアマもない。在野の研究者は常に対等です。そしてなにより、猛烈に興味がわいた瞬間から、すぐにでも在野の研究者になれる。それってどう思います?



    武居幸重の場合

     高校時代は生物部に所属し、もともと生物全般に興味が深かった幸重。獣医畜産大学に合格したところ、東京にて「チチ キトクスグ カヘレ」の電報を受け取った幸重はそのまま進学を断念。しばらく実家の農業をやり、その後手回しの輪転機で印刷屋をスタート。
    ※注 輪転機はハンドルを1回まわすと1枚刷れる機械


    インク缶 幸重はナゼ印刷屋だったのか。私は幼い頃、幸重にそれを聞いたことをよく覚えています。
    「父ちゃんは何で印刷屋になろうと思ったんだあ?」
     インクの匂いに包まれた部屋。頼りなく暗い電灯の下で黙々と輪転機を回していた幸重。
    唐突に彼は大きな声で言いました。
    「自分の本が出したいからだ!」
    「へー そうなんだ。」
     幸重の在野はそんな形で始まったのです。




    パワーアップした印刷機
     3人の息子の子育てと、印刷屋を切り盛りしながら研究を支えた幸重の妻 恵美子。最良のパートナーに恵まれて幸重は研究を続けてきました。




    在野の研究者 諸兄へ

     世界と渡り合う日本の精密加工技術が、名もない町工場の技術者によって支えられているように、おそらく全国には考古学を支える何万人もの「在野の研究者」がいます。そういう在野の研究者に心からエールを送ります。


     在野の研究は飽くなき好奇心と探求心によって成り立っています。そこはプロもアマも上下関係もない世界です。だから考古学博物館や大学などの公の組織に属していても仕事及び見解とは別に個人的発言も「在野」として歓迎したいと思うのです。このブログやサイト縄文心象を通じて、そんな「在野」の出会いと激突が生まれたらすばらしい。そう思います。


    | 考古学者 武居幸重 | 13:41 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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